11/12(木)15:00~ 福岡・アメリカ領事館に申し入れ
在福岡アメリカ領事館経由
バラク・オバマ 米大統領
福岡市東区舞松原5-27-25
おかもと小児科クリニック気付
親愛なるオバマ大統領
11月8日(日)、沖縄県宜野湾市で、米軍普天間基地の「移設」先として、同県名護市辺野古あるいは同県内その他の場所に新基地を建設することに反対する県民大会が開かれ、2万1千人が参加しました。これに連帯して、東京、大阪、名古屋、広島などでも集会があり、辺野古への基地「移設」計画の撤回と米軍普天間基地の返還を求めました。わたしたちは福岡でも、沖縄で米軍基地を強化することに反対し、11月13日に来日するあなたに、辺野古の新基地計画を断念するよう訴えます。
そもそも普天間基地の返還は、1995年の米軍兵士による少女暴行事件に抗議した沖縄の人々に、日米両政府が米軍基地の集中する沖縄の被害を認めて、少しでも「負担」を減らそうと約束したことです。ところが返還は「移設」に名前を変えて、同じ沖縄の中に新たな基地を建設する計画へと歪められました。以来、地元の人たちの命がけの反対にもかかわらず、ブッシュ政権と小泉政権が強行しようとしてきたのが、名護市辺野古の計画です。この計画は、ブッシュ前大統領、ラムズフェルド元国防長官、小泉元首相、守屋元防衛次官らが策定に関わった2006年の「米軍再編」ロードマップの中に組み込まれています。この計画では、米軍基地が地域にもたらす暴力、性犯罪、事故、騒音、環境破壊、さらに戦争への加担といった問題は、まったく解決されません。
ご存知の通り、この「米軍再編」計画に関わった日米の政治家たちはすべて、政権の座を去りました。そして日本の民主党は、辺野古「移設」案の撤回を掲げて、今夏の衆院選で勝利しました。 日本の民主党政権には、この公約を実現する責任があります。あなたの民主党がブッシュ政権の政策から転換したように、日本の民主党も市民に支持されない政策を修正しなくてはならないのです。民主主義制度には、変化が不可欠です。
米軍の最高責任者であるあなたにはまず、日本の市民がこの新しい選択をしたことをまず強く認識していただきたいと思います。
その上で、なぜ沖縄の人々の多くが一貫して新基地計画に反対してきたのか、その理由である米軍基地の現実を直視してください。 14年前に幼い少女が複数の米軍兵士によって強姦されたように、5年前に沖縄国際大学に米軍のヘリコプターが墜落したように、また今月7日に沖縄県読谷村で米軍兵士によるひき逃げ事件で男性が死亡したように、米軍基地が地域住民の生活をどれほど脅かしている「招かざる客」であるかを知ってください。また、沖縄の基地を通して、イラクやアフガニスタンで続く米軍の戦闘行為にかかわらなくてはならない住民や労働者の苦しみを想像してください。
あなたは「米軍は日本を守っている」と思うかもしれません。けれどあなたの軍隊は、わたしたち一人ひとりの命を守りません。そのことは、沖縄の過去60年以上の被害が明確に証明しています。
福岡に暮らすわたしたちは、だからこそ、米軍基地をこれまで沖縄に押し付けてきた責任を感じます。辺野古に最新型の基地ができれば、沖縄は「負担軽減」どころか、次の100年も基地の島であり続けることになります。あなたの訪問は、日本、米国、世界のすべての国々にとって、とても重要な決断のときに当たるのです。
ノーベル平和賞を受賞されたオバマさん、軍事力に頼らない世界をつくるために、正しい選択をしてください。前政権が描いたロードマップに決別し、辺野古案を撤回してください。そして、あなた自身が希望をもたらすロードマップを描き、その最初の一筆として、普天間基地を沖縄の人々の手に返還してください。
| 固定リンク | コメント (0) | トラックバック (0)











